水星の傾向

  • 2015.02.24 Tuesday
  • 07:41
水星について考える。
相手の内なる現実に入っていくときなど。

人を理解する上で、水星はあなどれない。

水星は知性をつかさどる天体だ。
働きは外界と内界のフィルターのようなものだ。
薄いか厚いか、何色か、何を濾しとり何を流すか。
これは人によって異なる。

水星はカメラみたいなものかもしれない。
外界を写しとるときの色合いや鮮明さ、ピント、その他、
同じ写真を撮るにしても性能や設定でさまざまな違いが出る。

水星は(どちらかといえば)大枠型でなく詳細型をよろこぶ天体だと思う。
水星を神経と読めば、それは体の隅々まで届く細やかなものだ。

近くから仔細に、しかし客観的に、できれば多くのデータを、そして判断は正確に。
そんなふうに働けたら、水星としてはうれしいんじゃないか。

水星がどんなサインか、
どんなエレメントかで、何を扱うのが得意か受け入れやすいか想像する。

アスペクトからはもっといろいろなことが想像できる。
その天体の象徴がどんなふうに表われているか
話ができれば聞きとって検証していく。

「信じたいものがあるためにこの情報を大きく拡大して受け取っている」
その見方はいつ作られたのかとか
「混乱を避けるためにこの星の象徴するものを拒否しているようだ、
ならこの星の影響はどこで生かせるのか」とか
問いを立てながら。

惑星同士の関係は、その人が生まれてから影響を及ぼしてくる環境の投影として読める。
素の水星にどの時期にだれがどのように影響を及ぼしたのかも、
チャートからはある程度可能性として思い描くことができる。
水星の育つ年齢域の様子はとくに。
3ハウスの状態と一緒に考察したくなる。

星を読む者としては
水星の支配星の状態は見たい。
それと太陽や月との関係も非常に重要だ。
さっきカメラと書いたけれど、
カメラは道具なので、使う人の感性や意志が反映される。
水星は月の気持ちを話すし、太陽の主張を伝える。

こんなふうに考えを進めることで、
相手の内なる世界にある程度近づくことができるのではないかと思う。

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