はんでめためたごっちょでごいす
- 2014.06.26 Thursday
- 09:28
連続テレビ小説「花子とアン」で有名になった甲州弁といえば、
「て」と「こぴっと」ですか。
「て」は感動詞でしょうか。
「まあ」とか「あら」とかですね。
中沢新一が先日新聞で
「使い方が5種類はある」という意味のことを書いていました。
かなり便利な言葉です。
gooの辞書に
「とびっこで一等け、てっ、すごいじゃん」
という用例が出されていました。
これは甲府にいたときに使っていた言葉そのままですね。
母の妹のしげこ叔母の声がよみがえってきます。
「こぴっと」は私は「こぴんと」で耳にするほうが多かったかな〜
と思うのですが、はっきり記憶には残っていません。
アイロンがけを手伝わされた時など
「もっとこぴんとかけろし」
朝だらだらしていたりすると
「こぴっとしろし」
などと言われていた気がします。
これはあきこ叔母の声で聞こえてきます。
方言で一番びっくりしたのは
「ジャージ」という言葉の存在を知ったときで、
たしか高校生のころだったか
山梨英和女学院という私立の学校の文化祭に遊びに行ったとき
トイレにはいったら女子生徒がそんな話をしていたのです。
「知ってる?東京じゃジャージっていうだと」
「へえ〜、ジャージ?」
じゃ山梨じゃなんて呼んでいたかっていうと
「ジャッシー」でした。
今はどうなのか知りたい。
そういった単語はもう使いませんが
抜けないのは
アクセントとイントネーションです。
たとえば「ほかに」という言葉の中では「ほ」が高くなっちゃいます。
イントネーションはもっと複雑で、
標準語との違いは聞き分けられるけど直せません。
サッカー選手の中田英寿って、
甲府出身といわれていますが、何かピンとこなかったんです。
でもW杯の中継でそのアクセントを耳にして
確かに甲州弁の痕跡あるな、と感じました。
ちなみに私の子供たちの中学校(神奈川)のジャージは
「グリーン」と呼ばれていました。
これは方言じゃなくてその中学のジャージ限定の言葉です。
まんま、緑だからですけど、
色が変わったら呼び方も変わるかも。
地域とか職場とかだと、
こういう「通称」みたいな言葉はもっとあるでしょうね。
状況を理解する人で共有される言葉。
隠語とかあだ名とかとも通じるものがありますね。
こう考えてくると言葉って文化だなと肌で感じられてきます。
文化って、限られた空間があれば必ず生まれてくるもので、
長い目で見れば変遷がありますね。
とどめてはおけないものだ。
時代と環境が呼応した、人の生きた証だ。
やばい甲州弁がいとしくなってきた。
タイトルは甲府のお菓子屋さんのキャッチコピーですね。
たしかそうだったはずです。
店名を探そうと思って検索かけましたが、
「「ごいす」ってほんとにあるの?おばあちゃんも使ってない」とか
「<上記タイトルは)方言をくっつけたもので意味はない」とか、
すっかり忘れ去られていることにちょっと愕然としました。
「て」と「こぴっと」ですか。
「て」は感動詞でしょうか。
「まあ」とか「あら」とかですね。
中沢新一が先日新聞で
「使い方が5種類はある」という意味のことを書いていました。
かなり便利な言葉です。
gooの辞書に
「とびっこで一等け、てっ、すごいじゃん」
という用例が出されていました。
これは甲府にいたときに使っていた言葉そのままですね。
母の妹のしげこ叔母の声がよみがえってきます。
「こぴっと」は私は「こぴんと」で耳にするほうが多かったかな〜
と思うのですが、はっきり記憶には残っていません。
アイロンがけを手伝わされた時など
「もっとこぴんとかけろし」
朝だらだらしていたりすると
「こぴっとしろし」
などと言われていた気がします。
これはあきこ叔母の声で聞こえてきます。
方言で一番びっくりしたのは
「ジャージ」という言葉の存在を知ったときで、
たしか高校生のころだったか
山梨英和女学院という私立の学校の文化祭に遊びに行ったとき
トイレにはいったら女子生徒がそんな話をしていたのです。
「知ってる?東京じゃジャージっていうだと」
「へえ〜、ジャージ?」
じゃ山梨じゃなんて呼んでいたかっていうと
「ジャッシー」でした。
今はどうなのか知りたい。
そういった単語はもう使いませんが
抜けないのは
アクセントとイントネーションです。
たとえば「ほかに」という言葉の中では「ほ」が高くなっちゃいます。
イントネーションはもっと複雑で、
標準語との違いは聞き分けられるけど直せません。
サッカー選手の中田英寿って、
甲府出身といわれていますが、何かピンとこなかったんです。
でもW杯の中継でそのアクセントを耳にして
確かに甲州弁の痕跡あるな、と感じました。
ちなみに私の子供たちの中学校(神奈川)のジャージは
「グリーン」と呼ばれていました。
これは方言じゃなくてその中学のジャージ限定の言葉です。
まんま、緑だからですけど、
色が変わったら呼び方も変わるかも。
地域とか職場とかだと、
こういう「通称」みたいな言葉はもっとあるでしょうね。
状況を理解する人で共有される言葉。
隠語とかあだ名とかとも通じるものがありますね。
こう考えてくると言葉って文化だなと肌で感じられてきます。
文化って、限られた空間があれば必ず生まれてくるもので、
長い目で見れば変遷がありますね。
とどめてはおけないものだ。
時代と環境が呼応した、人の生きた証だ。
やばい甲州弁がいとしくなってきた。
タイトルは甲府のお菓子屋さんのキャッチコピーですね。
たしかそうだったはずです。
店名を探そうと思って検索かけましたが、
「「ごいす」ってほんとにあるの?おばあちゃんも使ってない」とか
「<上記タイトルは)方言をくっつけたもので意味はない」とか、
すっかり忘れ去られていることにちょっと愕然としました。